高松 明日香 「像の筆触 Brush Strokes of Images」
会期:2024年12月13日(金)~ 22日(金) 会期中無休
時間:11:00‐19:00
入場無料
会場:タメンタイギャラリー 鶴見町ラボ
〒730-0045 広島市中区鶴見町9-11 第2三沢コーポ404
主催:タメンタイ合同会社
手前の板張りのスペースの奥に、白い部屋と和室があり、窓があることで屋外の風景とも共鳴しています。 3部屋の特質に沿って、作品を構成しました。 本展では、映画「ヒロシマ・モナムール」と、クリスト&ジャンヌ=クロードのドキュメント映像を発想源とした作品を中心に構成しており、他者のまなざしについて考えました。 |
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桃色の壁面は、奥の白い部屋との境界を私たちに伝えてくれます。その壁には、同じく境界について考えたキャンバス作品2点と、これから始まる白い部屋へ続く物語の序章といえる紙作品を、組み合わせて展示しました。 |
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川が流れる詳細な場面は映像の中にはありませんでしたが、 展示を構成する中で川面の詳細は重要だと感じ、別の映像から再構成して描きました。 |
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川のある風景を眺める人物の場面は、特に印象深く感じながら描きました。 |
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微光影 The Shimmer Shadows |
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手の写真を担いで歩いている場面は、シュロの木々と呼応していました。 強烈な場面が続く中で、そのことにすこし気持ちがやわらぎました。 |
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支える Supporting 2024 acrylic on canvas 220×273mm |
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対話することの複雑さ、見えているもの、あるけれど見えないもの、 そのようなことを感じました。 |
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震える光 A Weak and Tremulous Light 2024 acrylic on paper 546×395mm |
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和室にはクリスト&ジャンヌ=クロードのドキュメント映像に触発され描いた作品群を展示しています。 大原美術館で展示をした「光は世界を駆け巡る」展の中の、「橋が架かる」という作品群の中から抜粋し、新たにドローイングを付け加えて再構成しました。 |
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ドローイング Drawing 2024 acrylic on paper 148×148㎜ |
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橋が架かるThe Bridge Spans the Gap 2020 acrylic on canvas 728×515㎜ |
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「光は世界を駆け巡る」展の時は、このアーティストのプロジェクトがどのようなものであったか、ということを表すことに集中しました。 この和室の展示では、触発されたドキュメント内の空や川面の美しさや、作品をつくる指の美しさ、2人のアーティストの様子から感じたことを絵にしました。 |
いろいろなことを重ねながら、ご覧いただけましたら幸いです。
展覧会の概要については、こちらに詳しく記載されています。どうぞご覧ください。